和菓子の基本は、粒あん・こし餡
和菓子の基本は、粒あん・こし餡

和菓子の基本は、粒あん・こし餡

現在、法菓堂では常時置いている商品で小豆餡子の商品がないのが現状です。予約注文のみ粒餡・こし餡の和菓子はご用意できます。造る機会がないら自宅で練習すればよいと思い、さわり鍋などの道具を揃えました。私が求める粒餡・こし餡は、小豆の風味が残る餡子です。そのために煮る時間は従来の半分です。浸漬も致しません。沸騰するほど風味がなくなり、水につけていても種瘤は壊れません。いろいろな製法がネットや本にでてますが、そこから意味があるやり方だけを抜粋して自分の製法に取り込んでいます。100人の職人がいれば、100通りの餡の炊き方があります。最後に美味しい餡子ができれば、製法は違っていても良いと思います。市販の餡子は長期保存の為に甘過ぎるぐらい砂糖を入れています。そうすると舌にツンとする刺激がし風味などありません。餡子嫌いになる方はこのような理由ではないかと推測しております。日々の鍛錬の中、餡は奥が深く化学の実験だとよく分かりました。地域おこしの期間は最高で3年ですが、期間終了までに美味しい餡子の和菓子を提供できるよう、精進してまいります。 地域おこし協力隊員 保木